こんばんは。
早いものでもう十月ですね・・・
このままではあっという間に2013年も終わりそうです。。。(トホホ・・・)
さて、今日のアイテムは、またしても制帽です!!
しかし、ちょっとした思い出のある制帽ですので、まずはそのお話からww
この制帽は、今から2年?ほど前にeBayで購入しました。
落札から発送~到着まで一週間ちょい掛かったと思います。
郵便局から荷物が届いたという連絡があったので、早速取りに行きます。
待ちに待った?制帽を受け取れるのでワクワクです!
しかし、、無事に受け取って、箱から出して被ってみると・・・
ベリッ!!!?・・・・
いきなりバイザーが取れました。。。。
もうぼう然です・・・
で、詳しく見てみると、どうもバイザーが適当に接着剤で留められていたようなのです。
これは商品説明にも書かれていなかったので、セラーに連絡します。
セラーは直ぐに謝ってくれました。そして返品or一部返金の交渉が始まりました。
個人的には、針と糸で直せそうだったので、一部返金の方向で話を進めました。
その結果、商品代の半分以上を返金してもらうことになり、バイザーの方も二時間以上
かけて縫い直しが完了しました。
こうして落ち着いた制帽でしたが、その半年?一年?後に、我が軍の補給銭が伸びきり
ヤフオクにて手放すこととなってしまいました。
自分が被る事のできる大きめのサイズなので、惜しかったのですが、泣く泣く発送しました。
しかし、そこからさらに一年?ほど経った今年の六月。ヤフオクを巡回していると
WW2米軍の制帽が沢山出品されていました!
その中の1つに、見たことのあるような制帽が!!
でもまあ、気のせいだろうと思っていました。
そしてもう一つの制帽と共に無事に落札!数日後家に届いてみると・・・
「再会」wwww
バイザーの縫い付け部分を見てみると、自分が縫い付けたままになっていました^^
嫁ぎ先で気に入ってもらえず??身売りされたようです。。。
まあ、こうして無事に帰ってきた今回の制帽ですが、自分で修理した事、
一度手放したのにまた戻ってきてくれた事を考えると凄く愛着がわいてしまいますww
今はもう補給銭は安心なので、今後は我が家でゆっくり過ごしてもらおうと思いますww
(すまんかったな><!!)
それでは、見ていきましょう!!
これが、今回紹介する米陸軍の下士官/兵用の制帽です。
素材は、制服と同じウールサージで色も同じです。
形状は、内部にワイヤーを張った通常のタイプで、まさに制帽!といったところです。
米軍の制帽というと、AAFのパイロットたちが使っていたクラッシュキャップが有名ですが
通常の兵士たちはこの様なお堅いタイプを使用しています。
制帽が主に使用されるのはWW2参戦前である30年代やそのまた前の20年代です。
しかし、WW2参戦後も外出用などで使い続けた兵士たちもいたようです。
ちなみに、下士官/兵用の制帽は一部個人で仕立てたテーラーメイドも使用されていますが、
基本は官給品です。
テーラーメイドの制帽は、フォルムが非常に整っており、内部も豪華な作りですが
官給品となると、制帽のトップが微妙に偏ってフォルムが崩れていたりします。
なので収集にあたってはそれらへの注意とある程度の妥協が必要になります。
今回紹介する制帽は、そのような物の一つで、写真で見て左側にトップが微妙に偏っています。
斜めから見たところです。
こうやってみるとだいぶ誤魔化せますねw
当時の写真を見ると、とても偏った制帽をかぶっている可哀想な方もいらっしゃいます><
ちなみに、バイザーとチンストの色が黒だと、だいぶ印象が変わりますよ♪
横から見たところです。
普通の制帽なので、ドイツ軍や日本のチェッコ式のようにトップが立ち上がっていません。
また、航空隊や騎兵科でもないので、バックストラップもありません。
ちなみに、今回から背景がいつもより緑が強い毛布になっていますが
これは、先日自分がWW2物と間違えて緑の強い毛布を買ってしまったからです・・・
有効活用!?です。。。
ネット通販&オークションでは、微妙な色がわかりませんね。。。。
失敗した。。。><
真上から見た写真です。
トップは尖っていたりせず普通の円形です。
ワイヤーが入っているので円がよくわかりますね!
側面です。
この制帽にも左右に二個ずつ通気孔のハトメがあります。
ハトメは、カーキ?ベージュ?に塗装されています。
ちなみに、このハトメの色も制帽によっては赤みのある物だったりと
バリエーションがあります。
チンストのボタンは、割ピン式で表面はアメリカの国章が打ち出されたものです。
バイザーとチンスト、そして帽章です。
バイザーとチンストは共に茶革製です。
また、バイザー縁は人造皮革製のテープでふちどられています。
帽章は、丸い部分がドーム状(厚みのある)になったタイプです。
チンストのバックルです。
バックルは中央にリベットのある下士官/兵用のもので可動式です。
チンストを伸ばして本来のあご紐として使ったところです。
当時の制帽のチンストには、本革製以外に人造皮革を使用したものがありました。
それらは、経年劣化でこのように伸ばす事が出来ないものが多いですが、本革製は
経年劣化が人造皮革よりは少なく、使えるものが多いです。
ただ、この個体はチンストに傷みがあります。
内部です。
バイザー裏は、お馴染みの緑色で、汗革は、本革ではなく人造皮革製です。
帽子内部には黄色?金色?の人絹が貼ってあります。
また、中央の透明のフィルムには、着用者の名前などを書いた紙を入れます。
その他、官給品なので、テーラータグやプリントはありません。
帽子のクラウン内部です。
このように汗革は裏側が起毛した布?になっている人造皮革です。
また、ちょうどオデコにあたる部分の内側には、毛で出来たクッションがついています。
奥に見える白い物は、トップを張るワイヤーで、その下に帽章のスクリューバックが見えます。
これは、帽子後部内部に縫い付けられているタグです。
傷みが多くちぎれそうだったので糸で縫っています。
内容は以下です。
100% WOOL
Exclusive of Ornamentation
Mfg. No.3187
GORDON MFG. CO.
Mr.
Date.
着用者の情報は書かれていません。未使用品だったんですかね?
帽章です。
4つのパーツから出来ており、固定方法はスクリューバックです。
だいぶ燻んでしまっていますね。
一応裏返すとこんな感じです。
スクリューバックのネジ部分がだいぶクネクネ曲がっていてビックリしましたw
帽章を外した制帽本体です。
このように、帽章を差し込むためのハトメが一個付いています。
M1ヘルメットのライナーの階級章取り付け用ハトメに似ていますね♪
これは、内部のワイヤーを外した状態の制帽です。
今までピンと張られていましたが、ワイヤーを抜くと両端が垂れて、若干クラッシュキャップ?
スタイルにww
斜めからです。
ワイヤーを抜くだけで印象が変わりますね!
実際に被ってみると更に違いますよ♪
帽子のトップが偏っている際は、ワイヤーを抜いてクラッシュタイプにすると
着装しても誤魔化せるかもしれませんねww
最後はワイヤーです。
米軍の制帽のワイヤーには、いろいろなバリエーションがあります。
今回のものは、幅のある金属の板を円形にし、錆が付かないように布で巻いた
タイプです。
この他に、今回と同じだが布で巻いていないタイプ、ただの針金を円形にしたタイプ、
円形の針金を二本入れたタイプなどがあります。
また、戦後品は、太い紐のタイプ、太いゴムのタイプなんかもあります。
以上が、米軍の下士官/兵用制帽でしたが、どうでしたでしょうか?
同じWW2近辺の米軍をやっていても、ヘッドギアに関してはギャリソンキャップが
一番好きという人や、M1ヘルメットこそ米軍のヘッドギアだ!など様々な考えがあると思います。
どれもみんな味があり、GIを代表する良いアイテムですよね!
ちなみに、自分は、ヘッドギアの中では制帽が大好きですww
日本国内では、数も値段も難しい米軍の下士官/兵用の制帽ですが、今後も
頑張って集めていきたいと思います。
う~ん。。。どっかに良いお店ないかな。。。><
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- 2013/10/01(火) 22:36:07|
- 大戦米軍
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